LPガスって何?

 LPガスは英語のLiquefied Petroleum Gas (液化石油ガス)の頭文字をとったものです。
 日本では昭和27年頃から家庭用の燃料として利用され始め、 いまでは約2500万世帯の家庭で使用され、 都市ガスの2300万世帯を超える普及率を示しています。
 また、家庭・業務用以外にも工業用、自動車用、都市ガス用 (都市ガスの原料・増熱用)、化学原料用、電力用(火力発電所の燃料)など、 幅広く使用されており、年間使用量は2000万t近くに達しています。
 LPガスは、炭素(C)と水素(H)が結合した石油系低炭化水素の一種で、C3H8(プロパン)、C4H10(ブタン)などがあります。
 この各種石油系低炭化水素の中で、主に取り扱われるものは、 家庭用や業務用の厨房、給湯、冷暖房等の燃料に供されるプロパンと、 工業用や自動車用の燃料に供されるブタンがあります。 プロパンやブタンは、発熱量が高く、加圧や低温で比較的容易に液化になり、 貯蔵や輸送に便利な特性があるので、一般燃料用に普及しています。